昨年11月はじめた投資家スケーターさんのメルマガ講座(ブログもあります。ブログは⇒スケーター的FX投資術のススメ (fx-skater.com))。第1章トレード戦略ではチャートを読むための視点を様々に投げかけてくれています。覚えていることを列挙すると「ダウ理論」「エリオット波動」「ボリンジャーバンド」「水平線」。この他にも市場毎の特徴だったり経済指標の話だったりわかりやすく記憶に残るメルマガです。
様々なワークを提示してくれていて、単に概念的な理解を促すだけでなく実際のチャートが読み取れるよう工夫してくれているなと感じてはいたものの、購読(無料)し始めてからこれまでは実際にチャートで確かめる作業が自分には足りなかったと反省しています。やっと、概念的理解(抽象的理解)だけでなく、実際にチャートで具体を抽象に当てはめることができる(具体の理解)力を高める重要性を理解するようになりました。
最初に課してくれた課題は「トレンドとレンジの見極め」。彼はワークをよく「〇〇マラソンしてきてください」と表現しますが、今回はこのトレンドとレンジを見極めるために勉強したことを整理したいと思います。
1.小さなレンジ
<TAKAさんへの質問から>
「トレンドかレンジかの判断」。このことについてTAKAさんのライブ配信で質問したことがあります(どのライブ配信だったか忘れたのでTAKAさんの過去のライブ配信URLを一つリンクしておきます。毎朝夕方相場分析を、また毎週金曜日夜にライブ配信されています)
(2) 【TAKA FX】今日こそ登録4万人!? いつもありがとうございます! FX生配信 5月20日(金)22時00頃~ – YouTube)。
質問は「TAKAさんはレンジかトレンドかどのように判断されていますか?」でした。回答は至ってシンプル。「前のロウソク足の高値(安値)を更新したら上昇(下降)トレンド。更新しなかったらレンジ」でした(だったと思います^^;)。
今回のテーマについて、いろいろ考えましたが、出発点はここにあると考えています。まだ図の挿入の仕方がよくわからなくて文章だけになってしまいますが、まずは1本前の陽線高値を越えたら上昇トレンドが出ていると。で、越えなければレンジ。もし1本の大陽線の範囲内で以降のロウソク足が上下していたらこれはレンジと誰もが認識すると思います。項目見出しにあるように、小さなレンジですけど。
2.少し大きなレンジ
で、次に1本のロウソク足だけではなく、数本のロウソク足内で起こる少し大きなレンジもあります。陽線が並んだり、途中陰線を交えながらも上昇を続ける。だけどある価格でとまり下がってまたあげてくるんだけど先ほどの価格と同じようなところ以上はいかない。そのような状況の時レジスタンスラインが引けると思います。他方、これ以上上がらない感じのチャートになって下がるけれども、こちらの方もある特定の価格より下がらなくなってしまった。これはサポートラインが引ける状態になったのだと思いますが、この一定幅の中で価格が上下するとき、これもレンジです。TAKAさんはこのレジスタンスラインやサポートラインが引ける場所を「壁」と言います。この上下の壁の中を行き来する局面をレンジと言うことができます。ここでは「少し大きなレンジ」としました。
3.大きなレンジ
少し大きなレンジと大きなレンジはさほど明確な違いを言語化するのが難しいですが、明らかに大きなレンジと印象付けられる場合があります。ここまでレンジのことばかり文章化してきましたが、レンジでない局面はトレンド。トレンドはダウ理論で説明されることが多いですが、高値を切り上げかつ安値も切り上げた時は上昇トレンド。反対に安値を更新し高値を切り下げたら下降トレンド。ということは高安値双方を切り上げたり切り下げて稲なければレンジと言うことになります。先に大きなレンジの結論を言っておくと、トレンド転換が起こっておらず(押し安値や戻り高値を更新していない状態)、主要な高安値の中での値動きがみられる局面はレンジ局面と言うことができます。レンジ局面の中で小さなトレンドが起こっていることは往々にしてあると思いますが、ここでは大きなレンジとまとめることにしました。
以上レンジかトレンドかという視点で相場をみる考え方をまとめてみました。ここでは小さなレンジ、少し大きなレンジ、大きなレンジの3つに分けて、特にレンジを中心に概念を整理しました。最後の方は少し整理が甘いかなと思いましたが、一旦今回はここで終了にします。次はトレンドについて深掘りしてみようと思います。